出版社内容情報
【解説】
心理治療としての分析は魂の探究とどう相違するのか。愛は本来どう働くのか。ユング派の夢分析の精髄を示しつつ,宗教と心理学の問題の諸相を考察。魂と無意識の深い洞察。
目次
第1章 人間の出会いと内的関連
第2章 内なる生―経験としての無意識
第3章 内なる闇―道徳的な問題としての無意識
第4章 内なる女性性―アニマの現実と宗教
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bibliomania
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ユング心理学を洞察するのに役立つ一冊。ユング心理学を読み解くのに重要なキーワードが説明されています。特に、私達の深層心理にある内なる闇、そして内なる性の“彼女”であるアニマについてが詳しい説明されてます。心理学と宗教というサブタイトルがある通り宗教的な世界とスピリチュアルな世界ともダイレクトにつながっているような不思議な世界へといざなってくれます。しかし、入門書とは言えませんので、読書する際はご注意を。2012/01/29
nvwr
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「妹」イメージ "私に対して汝が兄弟のごとくであれば…。" "私に心を開け、私の妹よ、私の恋人よ、私の鳩よ、私の非の打ち所のない者よ……" ……ユングは無責任で罪深い神話作家だ。2023/06/06