出版社内容情報
【解説】
「コンプレックス心理学」の見解をもとに,あらゆる人間の表現や行為における無意識のはたらきを示す。創造的活動や失錯行為,言語連想検査において,さまざまに提示する。
目次
第1章 文化―歴史的序説
第2章 無意識の創造的はたらき
第3章 無意識の妨害的はたらき
第4章 ユングの連想実験
第5章 心と身体
第6章 コンプレックス理論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢牛
1
無意識、コンプレックスが人に多大な影響を与えるのは、書かれている実験の結果から明らかな気がします。 理性や意識で何もかもをコントロールしようとする事が、現代の病を引き起こしているのかもしれない。 無意識やコンプレックスを成長するのに良い物として捉える事が大切だと思う。 社会に問題があるのはもちろんだが、その社会を営んでいるのは人だ。 人々が成長しない限り、社会をいくら変えても何の解決にもならないだろう。 自分を普通やまともだと思っている大多数の人達こそ、無意識やコンプレックスと向き合う必要がある。2017/06/16
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- 和書
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