出版社内容情報
【解説】
人は神経質であったり,愚かな誤りを犯したりする。しかし「神経症の人」「愚かな人」という存在はない。変わりえない性格などない。悩みを建設的な行動と考え方に転じる方法。
内容説明
周囲の人と、違和感がある。感情に流され、意志が弱い。ささいなことでも、すぐに落ちこんでしまう。内気なため、人の輪にとけこめない。つまらないことにも恐怖感がある。ストレスがたまる。悲しみに負けて、立ち上がれない。―それは、あなたひとりではありません。誰でも悩みを持っているのです。
目次
1. 人生というゲームに勝つために
2. 人生の可能性
3. 苦悩はどこから芽生えてくるか?
4. こんなときどうしたらいい?
5. 「建設的な生き方」をめぐって
6. 日常生活に役立てる実践課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くま
2
森田療法に内観療法の要素を少し加えて書かれており、アメリカから逆輸入されている点がすごく面白い。内容は分かりやすく、療法というよりかは、森田の考えを基本にした自己啓発本のような感じ。Keep on doing what need to be done.というのは、今の座右の銘の英語版。すごく新鮮な感じです。2012/07/30
happysad
0
異文化の著者を通して語られる森田療法は、合理的でより洗練されたものに感じられる。文化や時代背景が違っても、人として大切なことは不変だとつくづく思った。2013/05/12