出版社内容情報
【解説】
カウンセリングとは何か。カウンセラーとしての資質を伸ばすにはどんな訓練が必要なのか。感受性訓練の方法,ロールプレイの具体例など,実際訓練をコンパクトに紹介。
内容説明
人間の悩みに対処するカウンセリングの仕事は近年ますますその重要性が高まっている。カウンセリングとは何か、カウンセラーの専門性とは何か、カウンセラーとしての資質を伸ばすにはどんな訓練が必要なのか。著者の長年の実習経験を通じて整備したカウンセリング訓練の実際をコンパクトに紹介し、カウンセラーへの道程を明らかにする。
目次
第1章 カウンセリングの枠組みづくり
第2章 感受性の訓練
第3章 カウンセリングの実際訓練
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shuhei Murakami
2
京都大学の副学長も務められた東山氏の著作はこれで3冊目。本作は大学での教科書として書かれたもののようです。最初に「人間とは何か?」とか「理想的な人間像」などを考えさせるワークショップについての項があります。こんな大きなテーマ、考えたことないぜよ。面白い!!!2015/02/05
ゼラニウム/フウロソウ科
1
なかなかの良本ではなかろうか。もっと読まれても良さそうな。カウンセラーって父性が強い人と母性が強い人といるよな。2024/01/08
不動 明
1
カウンセラーへの道というタイトルが私には“ドラゴンへの道”に通じるモノを感じ読ませていただきました。この本の内容自体は大学院生の為に編まれたモノらしく、また本文中のイラストが出版当時の80年代の漫画のタッチで懐かしみを持ちました。後半の逐語記録は読んでいても相当難しいだろう事は容易に想像がつきました。ロールプレイは本当に難しくまた観察者がいると緊張してリラックスした雰囲気では出来ないです。会話してても常にチェックが入ったり叱られたりと、やはり実践の積み重ねしかないですね…。2015/05/28
Fugusuke
1
まず、カウンセリングの訓練に、感受性訓練なるものがあることに驚きました。しばらくすると、こういうのがあっても普通かもしれない、と思うようになりました。学校でやったことはありませんが、もし機会があればやってみたいと思いました。途中のロジャース研究所の思い出というコラムが面白かったです。そして、そのコラムからロジャース研究所の若々しさというか、新鮮さとか、新しさみたいなものを感じました。2013/02/05