感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぬう
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来談者中心療法のコアに触れた気がした 技法とかでない、態度、向き合い方2024/11/08
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コロナ禍において、人種差別や国内でもコロハラのような人権問題にも発展するようなニュースを見ると、カール・ロジャーズが如何に未来を見据えていたのかと感慨深い。駆け出しの頃、取り組みやすそうなイメージから・・・傾聴や受容といった言葉や表現の呪縛に囚われていた。しかし、本書ではそういった言葉を相手が如何に創造しているのかをこちらが相手の身になって理解しつつこちらの全身で感じ取れるかという武道のようなイメージを持った。また禅との相似や相違も興味深い。もうこれは貴重な書籍というよりも歴史的な資料と捉えられる。2020/06/05