出版社内容情報
「家族関係」「ユング心理学から見た禅体験」「児童文学」「『生きる』ということ」など多彩な切り口でカウンセリングを考える。
カウンセリングは、生きている人と直接関わるので、どうしても「人とは何か」「人生とは何か」などについて考えてゆかざるを得ない。本書では、カウンセラーとして成長し、世界を広げてゆくために、「家族関係」「ユング心理学から見た禅体験」「カウンセリングにおける男性と女性」「児童文学」「『生きる』ということ」など、さまざまな切り口からカウンセリングを考える。文庫版巻末解説は、「三田文学」編集長・評論家の若松英輔氏。
I 新しい家族関係
II ユング心理学から見た禅体験
III カウンセリングにおける男性と女性
IV カウンセラーのための児童文学
V 「生きる」ということ
あとがき
解説
シリーズ刊行によせて
初出一覧
【著者紹介】
一九二八年、兵庫県生まれ。京都大学教育学博士。京都大学名誉教授。元・文化庁長官。一九五九年にアメリカへ留学。一九六二年にスイスのユング研究所に留学し、日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。一九六五年に帰国後、京都大学教育学部で臨床心理学を教えるかたわら、ユングの分析心理学を日本に紹介し、その発展に寄与。一九九二年、京都大学を退官。一九九五年、国際日本文化研究センター所長、二〇〇二年、第一六代文化庁長官に就任。著書に『ユング心理学入門』『昔話と日本人の心』『明恵 夢を生きる』『河合隼雄著作集(全一四巻)』ほか多数がある。二〇〇七年七月一九日、逝去。
内容説明
カウンセラーとして成長し、世界を広げてゆくためには、つねに「人とは何か」「人生とは何か」などについて考えてゆかざるを得ない。本書では、「家族関係」「ユング心理学から見た禅体験」「カウンセリングにおける男性と女性」「児童文学」「『生きる』ということ」など、さまざまな切り口からカウンセリングを考える。著者の幅広く深いまなざしが、どの場面にもあたたかく注がれている。
目次
1 新しい家族関係
2 ユング心理学から見た禅体験
3 カウンセリングにおける男性と女性
4 カウンセラーのための児童文学
5 「生きる」ということ
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年~2007年。兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。臨床心理学者。京都大学名誉教授。1962年にスイスのユング研究所に留学し、日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。帰国後、京都大学教育学部で臨床心理学を教えるかたわら、ユングの分析心理学を日本に紹介し、その発展と確立に寄与。1995年、国際日本文化研究センター所長、2002年、第一六代文化庁長官に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
大島ちかり
Hiroyuki Okumura