内容説明
空襲で皇居が炎上し、多数の消防隊員が犠牲になった。だが、その事実を知る人は少ない。日本国は戦争も、そして空襲も、その検証を怠ってきた。それを賢者は「日本国は責任回避の楽園」と評し、楽園は現代社会にも息づいている。
目次
序章
第1章 敗戦への道
第2章 まさか、まさかの東京初空襲
第3章 初空襲は連敗の幕開けだった
第4章 迫りくる危機
第5章 戦場に駆り出された消防戦士
第6章 無差別爆撃で消防は負けた
第7章 迫り来る大空襲
第8章 東京炎上・三月一〇日東京大空襲
第9章 皇居炎上・東京に燃えるものがなくなった
第10章 なぜ、皇居が全焼し、多くの殉職者がでたか
終章にかえて
著者等紹介
中澤昭[ナカザワアキラ]
1937年東京都板橋区生まれる。法政大学法学部卒業。1956年東京消防庁採用。金町、石神井、荒川、杉並、志村各消防署長を歴任。1997年東京消防庁を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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