内容説明
『911から311へ―日本版国土安全保障省設立の提言―』(近代消防社)の出版から約2年。その後の日米双方における調査に基づいて前著の中心テーマの一つでもあった日米防災協力に関して、311以降の進展を踏まえつつ、これからの日米防災協力と日本の危機管理体制の在るべき姿に関し新たに世に問う。ワシントンD.C.や静岡県、横田米軍基地等の危機管理センターへの取材記録や、エルドリッヂ元米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長や西村康稔内閣府副大臣へのインタビュー等、困難な取材成果による貴重な資料にして未来を見据えた政策提言書。
目次
序章 米国は首都を、いかに守ろうとしているか?―ワシントンD.C.危機管理センター(HSEMA)訪問取材記
第1章 日米の防災協力は静岡県から始まった!―岩田孝仁静岡県危機管理監代理インタビュー
第2章 日米防災協力に人生を賭けている男―ロバート・D・エルドリッヂ元米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長インタビュー
第3章 日本版FEMAは必要か?―西村康稔前防災担当副大臣インタビュー
終章 東京を世界の防災中枢にするために―311とフィリピン台風災害の救助作戦の何が違ったか?
著者等紹介
吉川圭一[ヨシカワケイイチ]
亜細亜大学国際関係学科を経て筑波大学大学院で経済学修士を取得。参議院議員公設秘書、国際問題評論家ペマ・ギャルポ氏事務所特別秘書等を経て2002年独立。GLOBAL ISSUES INSTITUTE代表取締役。2007年より特定非営利活動法人一橋総合研究所コラムニスト。2011年4月、311を契機として一般社団法人日本安全保障・危機管理学会(JSSC)ワシントン事務所長。講演歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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