阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 トイレが大変!―災害時にトイレ権をどう保障するか

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  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784421007237
  • NDC分類 518.51
  • Cコード C0030

内容説明

本書は、災害時に避難所などでのトイレ混乱という点にのみ焦点を当て、災害時のトイレ権をどのようにして保障したらいいかについてとりまとめたものである。

目次

第1章 阪神・淡路大震災でのトイレ大混乱
第2章 オストメイトたちの阪神・淡路大震災―災害時のトイレ困窮とその対応策の提言
第3章 新潟県中越大震災と避難所のトイレ事情―阪神・淡路大震災の教訓は生きたか
第4章 災害用トイレは進化したか―震災一〇年と災害時のトイレ対策
第5章 トイレ生活危機管理のポイント―そのときのトイレ権をどのようにして保障するか
第6章 保育園トイレ・シュミレーション―乳幼児たちのそのとき
第7章 災害トイレ元年のマンホールトイレ―マンホールトイレの効用と課題
第8章 阪神・淡路大震災以前の災害トイレ事情

著者等紹介

山下亨[ヤマシタトオル]
昭和24年2月4日生まれ。昭和49年3月神戸大学法学部卒業。兵庫県庁、自治省、経済企画庁、小笠原総合事務所、地方公務員災害補償基金、消防庁、日本鉄道建設公団国鉄清算事業本部、消防団基金、消防大学校等を経て、(財)救急振興財団。日本災害情報学会会員、日本トルコ協会会員、日本トイレ協会会員、災害トイレ学研究会世話人、災害文化研究会世話人、千葉県オストミー協会準会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TERu☆

2
地震などによる、大規模災害が起きたときに、人は何を一番必要とするかと言うと、水や食料ではなく、トイレだそうです。 過去の災害においても、トイレのトラブルが大きかったようですが、それは未だに、完全版には解決をしていないようです。 行政も頑張っているようですが、個々人の災害時のトイレに対する知識と事前の準備、心構えが最も必要になります。2014/07/31

ronny

1
3月11日の東北関東大地震後、図書館の臨時特設コーナーにて本書の増補版を借りて読んでみた。本書は大震災時のトイレ問題に焦点を当てて書かれており、阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の事例を元に、大災害=トイレ問題なのだと言う現実が、とてもわかりやすく書いてあった。大人数の被災者が避難所に押し寄せ、トイレはすぐに使えなくなる。大災害時におけるトイレ問題は、人間の尊厳、生命にも関わる大問題であり、水や食料よりも重視しなければいけない事がよくわかる。全ての役所の災害担当者は読んでおいた方がいいだろう。2011/03/30

fantasy

0
仮設トイレを使った事はあるが、これもただ数を揃えればいいというものでもないようだ。幸いなことに被災を経験してないのでその不便さは想像でしか無いですがなるほどと思わせる事、例えばオストメイトの大変さとかを知ることができた事は良かった。2014/12/09

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