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出版社内容情報
公爵の妹のベッドに縛られて死んでいた貴族。失踪した妹の捜索を依頼されたアイボリーは、手がかりを追ううちに、公爵とぶつかりながらも惹かれ合うように……。ミステリー風味濃厚な異色ロマンス!
ケリー・ボウエン[ケリーボウエン]
著・文・その他
高里 ひろ[タカサトヒロ]
翻訳
内容説明
舞踏会の最中、公爵邸で事件が起こっていた。ある伯爵が公爵の妹のベッドに裸で縛りつけられ、死んでいたのだ。しかも妹は行方不明。そこに呼ばれたのがアイボリーだった。貴族のスキャンダルの始末を生業とする彼女は、秘密裡に事件を処理することに。そしていつしか、彼女と仕事の依頼人である公爵との間に、求め合う感情が湧き起こってきて…。興奮と緊張感!大人のロマンスと濃密ミステリーのハイブリッドな傑作!
著者等紹介
ボウエン,ケリー[ボウエン,ケリー] [Bowen,Kelly]
カナダのマニトバ州出身。マニトバ大学で動物生理学・内分泌学を専攻し、卒業後は農産業界で研究者として勤務した。2014年、「I’ve Got My Duke to Keep Me Warm」でヒストリカル・ロマンス作家としてデビュー。マニトバ州ウィニペグ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
31
交易船の船長であり公爵のマックスは航海から戻ると、妹は行方不明、彼女の部屋にはベッドに縛られた全裸の男性の死体が…。スキャンダルを揉み消すことを生業としているアイボリーの、死体の処理の手腕を見た彼は共に妹の行方を捜し始めた。完全に自立しているアイボリーの陰に隠れちゃってる感のマックスは良い様に言えばアイボリーを尊重しているけど、少し物足りない。アイボリーの救出も、もうちょっと魅力的に盛り上げて欲しかったかな。最後にチェガーレの秘密に気付いた所や、全てを手際よく納めた所はカッコよかった!2019/01/31
たまきら
31
この本ではですね、一番かっこいいのは女子ですのでお忘れなく。凛とした探偵は女子で、男子はどちらかといえばワトソン君係でございます。最後に少し役に立ちますけど、自分的にはトリックスターなキングに興味津々かな。なかなかくせのある登場人物たちばかりなので、続きがすごく楽しみです。2019/01/19
EDAMAME
15
ああ、彼はどこもかしこも硬い。 って、この一文の衝撃でうわーって頭ぶっとんだ🎉🤯💖心臓にドキッと来て、も〜なんていいとこでこれ入れてくんのって(・∀・)キュンキュン! 一緒に探偵というよりは公爵が操作の邪魔をし続けてついに居場所にしちゃったって話だし、次の話があるから脇役さんもあまり出しゃばらない二人だけの物語。2018/10/02
まみ子
13
船長で公爵のヒーローと、探偵で実は公爵夫人のヒロイン。公爵妹の醜聞を隠して、行方不明となった彼女を探すために雇われたヒロイン。冷静なヒロインに頼りっきりではいられない公爵がちょこちょこ首を突っ込んでくるのが面白かったです。しっかり者のヒロインだけど、ピンチには助けてくれる公爵にキュンとなる感じがたまりません。事件解決に向けたミステリー感もたっぷりあって満足できます。脇役のキャラもよく、続きが気になるので翻訳期待してます。2019/01/08
アカツキ
10
シーズン・フォー・スキャンダル1作目。ヒロインは貴族のスキャンダルを隠蔽する会社の工作員。公爵邸で舞踏会の最中、公爵妹のベッドで男性の全裸死体が縛られた状態で発見される。妹は行方不明。ヒロインが場を取り仕切っていると、インドにいるはずの公爵ヒーローが帰ってきて…。冷静で有能なヒロインが魅力的。直情的なヒーローも可愛いんだけど、エピソードにしても何にしてもヒロインが一枚上手。何気にノリのいいブラック船長や、黒幕的なキングが気になるけど、続編でも出てくるのかな。2019/04/17