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出版社内容情報
准男爵リチャードは家宝を取り戻そうと、お堅い歴史学徒で牧師の娘ジュヌヴィエーヴを誘惑するが、どんどん本気の恋となっていき、しかも彼女の貞操と家宝を狙う悪人まで出現して……。シリーズ第2弾!
内容説明
片田舎で牧師の父と暮らすジュヌヴィエーヴ。素人歴史家の父の助手を勤め、いま取り組んでいるのは“ハームズワースの宝”と呼ばれる幻の宝飾品についての論文だ。一方、准男爵のリチャード・ハームズワースは、自身の出生にまつわる嫌な噂を払拭したいと、やはりこの宝を捜し求めていた。彼は別人を装ってジュヌヴィエーヴに近づき、誘惑の末に、宝を手に入れようとするが…心動かす甘い恋路を描いたRITA賞最終候補作!
著者等紹介
キャンベル,アナ[キャンベル,アナ] [Campbell,Anna]
オーストラリア生まれ。クイーンズランド大学で文学を学ぶ。卒業して銀行に勤めた後、イギリスで2年間暮らす。リージェンシー・ロマンスを数多く執筆し、RITA賞ファイナリスト選出、RTレビュワーズチョイス賞やAll About Romance読者が選ぶ新人作家賞受賞など、確たる実績を持つ。作品は日本をはじめ、ドイツやフランスなど世界各国で翻訳出版されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
22
悪魔にささげた身代わりのキスの続編。シリーズ2作目。面白かったけど、1作目がとっても良かっただけに、やや物足りない。まだ翻訳されてないが、あと2作あるらしい。3作目のヒーローは、1作目、2作目にも出てきたセッジムア。楽しみ(^_-)2017/01/29
たまきら
21
頭脳明晰な中世史に秀でる牧師の娘(手柄は父親が独り占め)と、彼女が研究中の財宝の本当の持ち主であるお貴族様のロマンスです。戸籍上の父親は優しかったものの、男子は自分の出生に傷ついてきており、「先祖代々の財宝」を取り戻すためなら何でもする心構え。ところが彼女に夢中になるうちに矛先が変わっていくのです…。著者のショッキングなダークさは薄れているものの、「こんな男子ですが、いいんですか?」的要素は増しましたね。庶子、放蕩者、恐ろしい嘘つき。でも、かわいいやつなんだなあ。面白かった。次回も楽しみです。2016/07/16
キッチンタイマー
15
ベルベット文庫のアナキャンベル、うわあ熱帯の夜のような物語かとワクドキしてたのだけど、案外に普通の話だった。アナキャンベルはただのエロばっかりじゃなくて心の風景を背景に丁寧に描写したりと結構魅力があって今回も不思議と先を読みたくなる気持ちになった。さてヒーローリチャードがどんなに隠しても犬系男子なのは隠せない。学者女子のヒロインをどこまでも追うんだよねえ。2016/09/14
aiko
11
前作「悪魔に捧げた身代わりのキス」に比べ、より正統派のヒストリカル。なのでこの作者のダークなテイストを期待して読むとビックリするかも。 放蕩者×学者系お堅いヒロインとよくある組み合わせながら、華やかで濃密な描写で二人の心情を両方からしっかり書いてあるので読みごたえありました。そして敵のねっとりした気持ち悪さはさすがアナ・キャンベル。続編も期待します!2016/02/28
Masami🖤
9
『悪魔に捧げた~』の続編(*^^*)金髪美男子で庶子な准男爵のヒーロー&古物研究家で牧場令嬢のヒロイン(//∇//)お互いの立場や周りの環境せいで本心を隠しつつそして惹かれ合う二人…。ヒーローがヒロインをからかう様子や茶目っ気にキュンキュンしつつもヒロインがかなりの「あまのじゃく」なのには読んでて参りました((・・;)(笑)二人がお互いの愛を確かめあってからは色んな所で…(///ω///)♪最後までキュンキュン&悶々でした(笑)2016/08/05