分断八〇年―韓国民主主義と南北統一の限界

個数:
電子版価格
¥2,420
  • 電子版あり

分断八〇年―韓国民主主義と南北統一の限界

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784420310826
  • NDC分類 319.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

なぜ、45年ぶりに韓国で戒厳令が宣布されたのか。気鋭の在韓ジャーナリストが、南北分断80年の悲劇と韓国民主化の歴史をひもとき、韓国社会の閉塞感の根源に迫る。社会の隅々に蔓延した左右の対立を超えて、「南北関係」から「二国家関係」へ向かいつつある激動の朝鮮半島を描き出す。「韓国の民主主義」を深く理解するための南北分断史入門。

【目次】

プロローグ

第一章 尹錫悦が呼び起こしたもの
二つの裁判/なぜ? 非常戒厳の動機/戒厳、三つの標的/国会議員の矜持/国会事務処、議員補佐陣の奮戦/軍の「抗命」とプライド/市民の決死の踏ん張り/反共の時代/裁判所襲撃/ユーチューブと神 など
コラム 群馬から韓国へ

第二章 分断の深層
呂運亨/米ソ分割と軍政の始まり/燃え上がる反託/反託の果てに/南北両政府の樹立/朝鮮戦争の始まり/国連軍の結成/中国の参戦と興南撤収/人口の一割以上に被害/朝鮮戦争とはなんだったのか など
コラム 韓国での大学生活

第三章 戒厳から民主化へ
戒厳の始まり/反共の始まり/不当な命令への抵抗/骨の眠る谷・コルリョンコル/戦争時の虐殺/李承晩の戒厳/朴正熙による戒厳/光州民主化運動/分断体制の中で など
コラム 在日コリアンを超えて

第四章 歴史の完成に向けて
民主化から三〇年の「爆発」/目的は「社会の改革」/これが国か/文在寅政権始まる/三つの「八割」/高まる戦争危機/当事者と運転者/約九割の支持/シンガポール/事実上の終戦/「三・一運動」から一〇〇年 など
コラム さらば日本、韓国への永住帰国

第五章 ピーク・コリア
終わらぬ「ヘル朝鮮」/韓国最大のまやかし/進歩イコール左派ではない/空を飛ぶスピーカー/ハノイの決裂/金正恩の「独立」/冷戦の終わりに/韓国の「統一方案」/南北基本合意書/金大中と太陽政策/史上初の南北首脳会談/三〇年の終わり など
コラム 日本に伝える

第六章 最後の挑戦
南北分断による問題/分断をどう終わらせるのか/迫る時間切れ/薄まる統一への関心/変わる統一像/北朝鮮の人たちの統一観/韓国にも存在した「二国家論」/崩壊論と平和共存/統一政策の転換/北韓から朝鮮へ など

エピローグ

【著者プロフィール】
徐台教(ソ・テギョ)
1978年、群馬県生まれの在日コリアン三世。小学校は朝鮮学校、中学校・高校は公立学校で学び、1999年からソウル在住。韓国の高麗大学東洋史学科を卒業後、人権NGO代表や日本メディアの記者として朝鮮半島問題に関わる。2015年、韓国に「永住帰国」すると同時に独立。現在「コリア・フォーカス」編集長。主な取材テーマは、朝鮮半島の分断、南北関係、韓国政治など。Yahoo!ニュースや日本メディアへの寄稿・出演多数。ソウル外国人特派員協会(SFCC)正会員。2022年、「第七回鶴峰賞言論部門優秀賞」受賞。


【目次】

内容説明

なぜ、非常戒厳が繰り返されたのか―。韓国社会の生きづらさの根源には、南北分断による民主主義の危機がある。気鋭の在韓ジャーナリストが、南北分断八〇年の現代史をひもとき、新たな時代に突入しつつある韓国と朝鮮半島の未来を照らし出す。

目次

第一章 尹錫悦が呼び起こしたもの
第二章 分断の深層
第三章 戒厳から民主化へ
第四章 歴史の完成に向けて
第五章 ピーク・コリア
第六章 最後の挑戦

著者等紹介

徐台教[ソテギョ]
1978年、群馬県生まれの在日コリアン三世。小学校は朝鮮学校、中学校・高校は公立学校で学び、1999年からソウル在住。韓国の高麗大学東洋史学科を卒業後、人権NGO代表や日本メディアの記者として朝鮮半島問題に関わる。2015年、韓国に「永住帰国」すると同時に独立。現在「コリア・フォーカス」編集長。主な取材テーマは、朝鮮半島の分断、南北関係、韓国政治など。Yahoo!ニュースや日本メディアへの寄稿・出演多数。ソウル外国人特派員協会(SFCC)正会員。2022年「第七回鶴峰賞言論部門優秀賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どら猫さとっち

13
日本で生まれた在日コリアン三世で、現在はソウルに在住するジャーナリスト兼コリアン・フォーカス編集長が、韓国民主主義と南北分断の朝鮮半島の歴史を見つめ、自身の人生も綴った80年の歴史の記録。この間「非常戒厳前夜」というドキュメンタリー映画を観たこともあり、その状況も綴っている。私たちは韓国文化やエンタメに親しんでいながら、朝鮮半島の歴史を知らないでいる。どれほどの人たちがその国が抱えている苦しみや痛みを、知っているだろうか。本書の重みは、並大抵のものではない。2025/10/19

南泊田2024

2
朝鮮半島現代史の僅かな知識だけで読み始めた。 読み進めるとその分断に至った経緯とともに「分断を利用したのは誰か」「分断の継続を望んだのは誰か」「分断の解決を望まないのは誰か」が昨年の戒厳令前後の混迷を含めて紐解かれていきます。 文字数が惜しかったのでしょうか、冒頭の地図以外は図版一切なし。文章だけで伝えるぞという著者の気概だと捉えました。 ヤン・ヨンヒ監督『スープとイデオロギー』やアマドレーヌ・ギャヴィン監督『ビヨンドユートピア 脱北』を観て、やるせない思いに至った方には特にお薦めの一冊。2025/10/21

どんぐり

1
南北分断は韓国の政治的成熟、社会課題解決を大きく制限する一方で、権力者にとっては時に「権力の源泉」であり、国際社会にとってはもはや「所与の秩序」である。そもそも、韓国にとって北朝鮮は法的に「国家」ではないというのを初めて知った。理想論にとらわれず、お互いを国家として認め合い交流を深めるのがプラグマティックな解決策だというのは大いに納得できる。2025/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22868634
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品