わたしの開高健

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わたしの開高健

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784420310536
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

女性の視点から語られる開高健の姿
釣り師であり、食の大家であり、きわめて行動的なジャーナリストともいわれる作家開高健。その担当編集者として、あるいは私設秘書として身近に見てきた著者が描く、女性の視点からの作家の姿。

内容説明

開高さんの電話は、いつも独特の挨拶で始まる。「アワレナカイコウデスガ…」私はいつもクスッと笑ってしまう。担当編集者として“私設秘書”として見つめてきた、作家開高健の素顔を描く。

著者等紹介

細川布久子[ホソカワフクコ]
1947年香川県生まれ。関西大学法学部卒業。雑誌「面白半分」「サンデー毎日」等の編集を経て、1985年末に渡仏。以来ワイン探求に専念し、現在もパリに在住。『エチケット1994』で開高健賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tu-bo@散歩カメラ修行中

40
図書館で、遭遇、読了。開高健を敬慕し、私設秘書となった著者が書いた開高健の評伝。著者の開高への想いは、多分に恋情を含んでおり、怖さすら感じる。又big man 開高健の男としての一面がかなり赤裸々に描かれていた。2018/01/20

tsukamg

5
開高健の私設秘書のような存在であった著者が見た開高健のスケッチ。忠臣の見た開高健は完璧な大人で、臣はひたすらその厚情に感謝し、おのれの不器用、無教養を恥じるばかりである。タイトルが意味する関係はそんな感じであった。しかし、関係が近くなるほど相手を慮る度合いが強くなり、結局沈黙するというのが開高健という人でありそうだと、本書を読んで思った。となると、著者はある意味で、開高健がもっとも『優しい気持ち』を出しやすい存在だったのではないか。2021/12/25

さっと

5
“私設秘書”ならではエピソードで構成された回想録。「オーパ!」(アマゾン釣り紀行)の担当編集者だった菊池治男氏も書いていたが、電話口の挨拶はやはり笑ってしまう。「アワレナカイコウデス」「ヨレヨノカイコウデス」。急いでいるときなのか早く本題に入りたいときなのか単に「ヨレヨレヤ」というときもあったという。2018/11/05

どんぐり

3
開高健の私設秘書を務めていた細川氏の開高健への敬慕する心情が綴られている。この作家がどういった人物であったのか、という評伝ではない。自分の生き方をとおして、そこに開高健という作家がいたという視座で、男と女の関係というよりは、娘がダンディな父親に憧れるような立ち位置で書かれている。2012/05/20

どんぐり

2
開高健の私設秘書を務めていた細川氏の開高健への敬慕する心情が綴られている。この作家がどういった人物であったのか、という評伝ではない。自分の生き方をとおして、そこに開高健という作家がいたという視座で、男と女の関係というよりは、娘がダンディな父親に憧れるような立ち位置で書かれている。 2012/05/20

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