どこかで誰かが見ていてくれる―日本一の斬られ役・福本清三

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784420310031
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

内容説明

斬られ斬られて43年!出演回数2万回、代表作は「なし!」そんな大部屋俳優のひとりごと。あってもいいかな、こんな人生。

目次

序 「必死」のひと
第1章 城崎の少年
第2章 斬られ千人
第3章 仁義なき戦い
第4章 ふーん、できちゃった城物語
第5章 どこかで誰かが見ていてくれる

著者等紹介

福本清三[フクモトセイゾウ]
本名・橋本清三。昭和18年2月3日、兵庫県城崎郡香住町生まれ、B型。中学卒業後、昭和33年、15歳のとき、東映・京都撮影所に入る。以来、大部屋俳優として、43年
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

34
時代劇でよくお見かけした福本清三さん。この本は彼が東映を定年になる前に著者とのインタビューで語られた話がまとめられている。斬られ役一筋四十数年、「代表作なし」というプロフィールがいいではないか。彼のような斬られ役がいないと時代劇は出来ない。しかしその時代劇は今映画の衰退、テレビもドラマの減少で風前の灯。彼が歩んできた脇役について笑いや、制作現場の裏話など結構楽しめた。2014/11/23

あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣

9
福本清三さんの聞き書きインタビュー。 子供の頃から大好きでしたわ✨ 親が見ている時代劇を横から覗きながら、あの人今日は出てるかなぁ~なんて。 世代的に知らない作品ばかりなので、 紹介されている映画全部見てみたくなりました。2021/09/23

Misae

4
時代劇の斬られ役(東映大部屋俳優)として長年活躍してた福本清三さん。(2021年死去)福本さんが話してる話し言葉で全編綴られている。 大部屋俳優になったいきさつ、昔の撮影の様子、最近の時代劇への苦言など。おもしろかった。2001年発行。終盤ではハリウッドで時代劇をアメリカで受けないはずないって言ってて、その時が今来てるかもしれない。2025/01/02

やん

4
「侍タイムスリッパー」を観た後、生きていればこの映画に出演するはずだった福本さんの本を読んでみたくなった。15歳で撮影所に入り大部屋俳優として長年活躍。探偵ナイトスクープで「斬られ役の先生」として探されて登場する回は傑作だった。一人暮らしが長かったので普通に料理をする話とか、何くれとなく気遣ってくれるお姉さんの話が印象的だった。本の感想とは関係ないが、「どこかで誰かが見ていてくれる」という状況がなくならない世の中であって欲しい(お天道様は見ていてくれるにしてもね)。2024/10/05

莉野

4
一つ一つ積みかさねて来た方の話し方だと思った。本人はたぶん「なに言ってまんねん。そんなんちゃいますわ。ほんましょーもない」とか言いそうですが。15歳、大部屋俳優の道をそれだけを40数年地道に一歩づつしっかり歩んで来た方の弾き語りならぬ生き語りでした。2010/03/16

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