出版社内容情報
誰かと話をしたくなったら…。ひとりになりたくなったら…。カフェに行ってみませんか? お茶をかこめば、どこでもいつでも、そこはカフェになる。ちょっぴりユーモラスな16編を収録したショートストーリーコミックス。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
106
近所の本屋でよく売れているとかで、「再入荷しました」とのポップ付きで積まれていました。ミーハーゆえすぐ買っちゃいますが、これは正解でした。表紙のコーヒーカップの乗り物のようにくるくると登場人物やシュチュエーションが変わっていきます。そしてほんの少し重なりあいます。ごく普通の人たちの、ごくごく普通の人生。覗き見ているだけで何だか明るく元気になれるのは、コーヒーは脇役にして市井の人のリアルに優しく寄り添っているヨコイエミのおかげだと感謝して読みました。2017/10/14
吉田あや
78
お店の中に限らず、人と人の会話を繋ぐ16篇のお茶を囲んだショートストーリー。リサイクルされる前の記憶が残っている缶と自動販売機がかわす会話と、淡い想いがとっても素敵な「ミス・ベンダーの旅」の世界観が特に好き。短い一話一話の中に世にも奇妙な的お話、ほのぼの温かな風景、カフェでたまたま同じ日、同じ時間、小さく目を合わせたお客さんたちの連作短編など、飲むもの、飲む場所、その関係、特別じゃない日常のひとこまが愛おしく、コーヒーが無性に飲みたくなる。2018/10/25
にいたけ
40
お世話になっている本屋さんでの個展で購入。地元の作家さん。生活の中のコーヒー話というべきか。読むとほっこりしたりクスッとしたり。大爆笑を狙っていないあるあるを大切にしてる作家さんだなぁと感じました。でも野点のシューストロングを開けたのは笑ったね。突然の俯瞰に。あるあるを緻密な視点で味あわせてくれる良き本でした。個展をした本屋さんをモチーフにした作品もとても素敵でした。2024/01/20
ペルー
30
こころホンワカするコミック❗絵も好きだなぁ❤2018/01/06
ミナミナミ
24
最終4巻が出たので1巻から読み直し。「コーヒー」をテーマにした、ショートストーリーが詰まった漫画。1本ずつ独立したストーリーなんだけど(ときどき続編もある)、登場人物や舞台など、どこかが少しずつ繋がっている。こういう仕掛けのある話、漫画でも、小説でも、お芝居でもすごく好き。どこがどう繋がっているのか? 考えながら読むのも楽しい。どの話もちょっとユーモラスで、「あるある」で。近くのカフェにコーヒーでも飲みに行きたくなるし。外でちょっと野点したくなったりもする2023/10/03