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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
6
すごいものを読んだ。『暗黒神話』とあわせてナウシカクラスの傑作だと思う。2013/07/11
白義
5
途方もない。宇宙論的な規模でインド、中国、日本の古代史と神話、哲学を繋げて、永遠の相からそれをビジョンにし漫画にしてしまうという離れ業を成し遂げた神話的書物。というか、もはやこれは神と人の物語を超えて今の世界を相対化するSFといったほうが正しいかもしれない。その博識さと荒唐無稽さ、説得力は次元が違う。いわゆる孔子や仏陀伝説とは全く違うのに異常なリアリティーがあるのはなぜだろう。こういうのを読むと、一気に自分が卑小になった気分がしてある意味気持ちいいね2011/12/11
nekonekoaki
3
若い頃に一度挫折してしまった作品。ようやく手にする機会がやってきて読了。当時(1977年〜1978年)週間少年ジャンプに掲載されていたというけれど、よっぽど「通」な子どもでなかったら読み続けるのは難しい内容だったと感じます。モロボシワールドにおける中国古典ものの走りだったのですね。1991年1月25日第5刷発行(1988年5月15日第1刷発行)。初版は1978年に創美社から全2巻の単行本として発行。2023/05/21
A.Sakurai
3
諸星大二郎展を見てきて再度3冊め.「暗黒神話」に繋がる作品だが,本作でも諏訪が主要舞台の一つになる.諏訪湖が割れて異界への大穴が開く.これをミシャグチ(御社口)と呼んだという解題だ.★あとがきによると中国を舞台にしたのは初めてとある.「西遊妖猿伝」をはじめ,あれだけの多数の中国作品を描きながら思いの外に後発だったのだ.さらに白川静「孔子伝」に強い影響を受けたとある.怪力乱神を頻繁に描くので「山海経」あたりが好みだろうと思ったので,これも意外.2021/03/07
くじらい
3
易経とか仏教とか精霊信仰とかを全てごちゃ混ぜにしつつ全てを1つの体系に取り込んでしまったとんでもないスケールの作品2017/11/13