内容説明
本書は簿記の教科書でもないし研究書でもないが、著者の40数年に及ぶ研究・教育の経験をもとに、具体的な題材を材料にして簿記の要点を教えてくれる。読んで楽しい本である。全体は2部から成り、第1部がエッセイ風な簿記の話、第2部は簿記の基本原理や会計学との関係など第1部で述べられていることのもとになっている著者の考え方を示している。初学者だけでなく中級以上の方々にも是非お薦めしたい「読み物」である。
目次
第1部 簿記学習の要点(複式簿記の教え方;経理と会計;経理と資金繰り;簿記一巡の手続;勘定の分類 ほか)
第2部 簿記の考え方(簿記の基本原理;簿記学と会計学;簿記学と会計学の共存;複式簿記の現状と将来;大陸式と英米式 ほか)
著者等紹介
中村忠[ナカムラタダシ]
昭和28年一橋大学商学部卒業。昭和33年一橋大学大学院博士課程修了。神奈川大学専任講師。昭和43年神奈川大学教授。昭和47年一橋大学商学部教授。現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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