内容説明
本書は、企業組織それ自体の存続・発展を目指して「企業の価値」を高めるには、連結企業グループ内外における事業編成と組織設計はどのようにすべきであり、さらにそのグループ内の組織単位への業績評価はどのようにすべきかを解明するものである。
目次
第１部 企業価値向上と組織デザインの理論（事業再編のための企業価値・企業統治と組織再編；コーポレート・ガバナンスと会計的裁量 ほか）
第２部 企業戦略の計画と統制（企業価値志向の戦略マネジメント；事業再編のための事業評価と目標設定―松下電工の公開財務データによる経済的利益と事業価値の測定 ほか）
第３部 グループ経営と分権的経営の管理会計（持株会社の戦略と管理―持株会社の選択の意義；日本企業における持株会社制の特徴 ほか）
第４部 事業プロセスの設計と管理会計（企業間管理への管理会計の役割―ＳＣＭ、ＥＣＭの財務・非財務指標による管理；企業環境変化におけるビジネス・プロセス再編―そのフレームワークとデルコンピュータ（株） ほか）
著者等紹介
門田安弘［モンデンヤスヒロ］
専門分野―管理会計学、生産管理論、経営財務論、企業経済学。現職―目白大学経営学部教授、経営学部長。筑波大学名誉教授。学術博士
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