出版社内容情報
松下電器の元CFOが、今こそ求められる実践的『CFO論』を伝授する。CFOは金庫番ではなく、「経営の羅針盤であれ」と説く。
内容説明
経営の羅針盤であれ―。元松下電器副社長の実践的CFO論。
目次
序章 今こそ求められる“CFO魂”
第1章 CFO魂を育む―若手時代の学びと教訓
第2章 戦略を鍛える―CFOに必要な思考とスキル
第3章 構造改革とCFOの役割
第4章 市場・社会との対話―IRの取り組み
第5章 激動の時代のCFO
著者等紹介
川上徹也[カワカミテツヤ]
元松下電器産業(現パナソニックホールディングス)副社長。1965年松下電器入社。2000年経理担当取締役、常務、専務、副社長を経て、07年に経理大学学長(12年まで)。現在はパナソニック株式会社客員、(財)松下幸之助記念志財団監事、一橋大学CFO教育研究センター講師、日本証券業協会委員、日本CFO協会相談役、関西経済連合会評議員、(株)ウィズ・パートナーズ常勤監査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nocchi
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松下電器元CFOの自伝。 相当昔からFP&Aに近い制度であることに加え、グローバルな財務の仕組みや独立度の高い事業部制、他企業の先を行くIRのやり方等、さすがパナソニックという格の違いを感じた。参考にすべき点は多い。ここまでガチで取り組んでいる人や組織が現代にどれほどあるのだろうか。一方で、経理にリソースを割き過ぎたことによって、効率性の低下や経費の増大等のマイナス面がプラスの効果を上回っている可能性もあると考える。20年前ぐらいの話なので、ちょうど現在の業績に跳ね返ってきているはず。2025/02/23