出版社内容情報
会計を誕生させ、進化させていった国や町の魅力や歴史を写真とともに辿り、世界の各地を訪ねる。会計の歴史への旅の始まりである。
内容説明
会計の歴史を旅する!会計の誕生と進化の歴史を訪ねて、世界の各地を旅してきた。さて、旅の終わりを迎えて、会計の進むべき新たな地平が少しは見えてきたであろうか。
目次
プロローグ 会計学の原点を求めて
第1話 複式簿記の誕生:イタリア各地を訪ねて(複式簿記発祥の地フィレンツェ;ダンテ終焉の地ラヴェンナとモザイク ほか)
第2話 複式簿記の伝播:イタリアからフランドル、オランダへ(フランドルの宝石ブルージュ;世界遺産プランタン=モレトゥス博物館と工業簿記 ほか)
第3話 簿記から会計学へ:イギリス産業革命の進行(産業革命前夜のイギリス;会計と芸術の関わり ほか)
第4話 管理会計の登場:イギリスからアメリカへ(ボストン茶会事件とアメリカの独立;王党派ブースの財産没収とイギリスへの強制送還 ほか)
第5話 複式簿記の渡来:欧米から日本へ(江戸時代のわが国固有の帳合法:伊勢、出雲、近江;福澤諭吉訳『帳合之法』:大坂堂島から中津、そして江戸へ ほか)
エピローグ 新たな地平の先に
著者等紹介
渡邉泉[ワタナベイズミ]
1943年神戸市に誕生。関西学院大学商学研究科博士課程単位取得満期退学後、大阪経済大学専任講師、助教授、教授をへて、日本会計史学会会長、大阪経済大学学長を歴任。現在、大阪経済大学名誉教授、商学博士。著書:『決算会計史論』(森山書店、1993年、日本会計史学会賞)、『会計学の誕生』(岩波新書、2017年、日本簿記学会賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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