出版社内容情報
企業間の協力関係を誘導するために、企業間の「共同利益」や「シナジー効果」を配分する価格を決める。M&Aの買収価格、系列の部品価格、グローバル企業の国際移転価格等。
内容説明
本書は、企業間の協力関係を実りあるものにするには、企業間の協力シナジー効果をどのように配分すればよいかについて、実践的な解決方法を提示します。
目次
第1編 企業間関係のネットワーク組織(アダム・スミスの分業論からネットワーク組織へ;ネットワーク組織の中核企業の役割)
第2編 企業間協力を誘導するインセンティブ価格の実践的役立ち(M&Aの買収価格―シティと日興の合併を事例として;部品業者の協力を誘導する部品価格―サプライチェーンのリスク分担・リスク分散と利益配分;グローバル連結企業の企業間利益配分における無形資産の役割)
第3編 「インセンティブ価格」として利益配分価格の理論(インセンティブ価格の特徴と決まり方―需給均衡価格と比較して)
付録 累積的機会原価法による利益配分
著者等紹介
門田安弘[モンデンヤスヒロ]
筑波大学名誉教授。学術博士(筑波大学)。目白大学教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。1980‐81年:ニューヨーク州立大バッファロー校客員准教授。1996年:ストックホルム経済大学客員教授。Monden Institute of Management(Editor‐in‐Chief)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。