出版社内容情報
中国において、計画経済から市場経済への移行を牽引する主役は中小企業だという視点にもとづき、最新の実地調査の結果を織り込みながら、中国中小企業の今をダイナミックに紹介。
目次
序章 本書の課題と概要
第1章 なぜ中小企業なのか―企業区分尺度の収斂が意味すること
第2章 郷鎮企業が村を変えた―天津郊外村にみる村営企業の役割と地域変容
第3章 「異端」から「主役」へ―市場経済形成のリーディングエリア・温州
第4章 「王国」の再興―天津・自転車産業の事例
第5章 産地市場の「秘密」―紹興・合繊産業の事例
第6章 産業集積の「興亡」―瑞安・靴下加工とウールセーター産業の事例
第7章 借金の保証人をつくる―信用保証制度の現状
終章 移行期・中国の中小企業論―その射程
著者等紹介
駒形哲哉[コマガタテツヤ]
慶応義塾大学経済学部助教授。1965年生まれ。慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。1989年~90年、天津南開大学留学。(財)霞山会職員、研究員、独協大学経済学部専任講師、慶応義塾大学経済学部専任講師を経て2003年より現職。専攻は中国経済論、経済体制論
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