内容説明
ゲーミング先進国のアメリカの現状や、「ゲーミング産業」のあり方など、広義の意味でのゲーミング・ギャンブリング企業のマネジメントを検討した、日本初の本格的なギャンブル/ゲーミングの学術的な翻訳書。
目次
第1部 ギャンブリングからゲーミングへ(アメリカのギャンブリングの簡単な歴史;ギャンブリングからゲーミングへ―呼び方によって何が変わったか)
第2部 ゲーミング産業の経済(カジノ産業のセグメント―ギャンブルを行う場所からメガリゾートへ;州の好むゲーミング―ロトと様々なロトをめぐる戦略;パリミューチュアルによる賭け―第三の区分)
第3部 ゲーミング産業にとっての政治的そして経済的環境(ギャンブリング産業の社会的、政治的モデル;ギャンブリングと警告ラベル―ギャンブリング産業にとっての新たな危険;ギャンブリング―我々はどこにおり、どこに行こうとしているのか)
著者等紹介
マガウアン,リチャード[マガウアン,リチャード][McGowan,Richard A.]
ボストン大学助教授。ハーバード大学メディカルスクール客員助教授
佐々木一彰[ササキカズアキ]
日本大学経済学部専任講師。ギャンブリング*ゲーミング学会会員。早稲田大学ホスピタリティ研究所客員研究員。早稲田大学バランスト・スコアカード研究所客員研究員。2004年ネバダ大学EDP(カジノ・マネジメント)に日本人として初めて受け入れられる
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感想・レビュー
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いまにえる
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ゲーミングとアメリカの方では言うようになっているらしいが要はギャンブル産業のあり方の書。基本的で読みやすいがその分詳細な様子はあまりないように思えた。アメリカはなんといってもカジノがあるが、その80〜90年以降のリゾート施設化はIRの理念が参考とする事例だろう。競馬は人気ないところではむしろスロットが導入されそっちがメインになっていると言うのも面白い。ギャンブルは金を得るためにしていると言う回答が多いが、楽しむため、刺激を得るためという回答も少なくなく、その点を強調することはギャンブルの今後のため大事だ。2019/01/21