内容説明
わが国は超高齢社会を迎えて介護やケアを必要とする人々が増加すると予想されている。要介護や要援助の人々を助け支える支援組織は、介護やケアの問題が福祉の問題とされてきたことから、企業経営のようなマネジメント・システムを十分に構築してこなかった。しかし、今後は支援組織でも福祉制度の構造改革によって有効なマネジメントが必要になる。本書は、支援組織で最も重要な信頼構築のマネジメントを分析したものである。
目次
第1章 少子高齢社会と支援組織の課題
第2章 組織マネジメント
第3章 信頼と支援
第4章 コミュニケーションと支援
第5章 ケアとQOL
第6章 障害者の就労支援と共生のコンテクスト
第7章 新規事業創造と支援
第8章 信頼のマネジメント
第9章 支援組織のリーダーシップ
著者等紹介
狩俣正雄[カリマタマサオ]
1950年沖縄県に生まれる。1994年博士(経営学)を神戸商科大学より授与される。現在、大阪学院大学企業情報学部教授
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感想・レビュー
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ARIA
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本書の最後で示されている支援組織のリーダーに求められる条件があまりにも高すぎると感じた。自己を超越しそしてさらにそれを他のメンバーにも促す・・・理想ではあるが現実では実現困難であると思う。2012/07/19
短眠屋さん
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授業レポ用読書生活を続けているせいか、授業でだされる教科書レベルの本も内容がスッと入ってきます。少子高齢化・教育問題・リーダーのあり方などが挙げられていましたが、大前研一さんの本を中心として読んでいたため自分なりの意見を考えて読むことができました。営利を目的とした企業でもサービスという観点からロゴス的発想を持つことはアリかなと思いました。2012/06/11
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