内容説明
株式等の有価証券や不動産の投資のためにファンドを組成して複数の投資家を募る場合、そのストラクチャーをどのようにするかはその投資をビジネスとして成功させるためにもっとも重要なことのひとつである。その投資ストラクチャーに関する税務は、法律、会計とともに、慎重な検討を要する事項であり、特にクロスボーダーの投資ストラクチャーに係る税務は専門的な知識を必要とする分野である。本書は、そのような投資ストラクチャーの税務について、編著者らが日々実務の中で行ってきたコンサルティングの経験をもとになるべくわかりやすく、多面的にかつ網羅的に説明したものである。
目次
第1部 投資ストラクチャー(会社型投資ストラクチャー;信託型投資ストラクチャー;組合型ストラクチャー ほか)
第2部 クロスボーダー事業投資(インバウンド投資ストラクチャー;アウトバウンド投資ストラクチャー;混合型ストラクチャー)
第3部 事業目的別スキームのケーススタディ(ジョイントベンチャーに任意組合/匿名組合を用いる場合;不動産投資に任意組合/匿名組合を用いる場合;不良債権投資に任意組合/匿名組合を用いる場合 ほか)
著者等紹介
藤本幸彦[フジモトサチヒコ]
京都大学法学部卒業。現在、税理士法人中央青山、金融部パートナー。公認会計士・税理士
鬼頭朱実[キトウアケミ]
京都大学法学部卒業。現在、税理士法人中央青山、金融部パートナー。公認会計士・税理士
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