内容説明
本書は、ビジネス社会や学会で育まれてきた管理会計のコンベンショナル・ウィズダムの中から、企業価値の創出を支援するスキルとコンセプトを抽出し、著者が考える理論フレームワークの中に、それぞれを描き出したものである。
目次
第１編 管理会計の基礎（企業経営と企業会計；財務諸表：様式と解釈；原価計算の基礎；営業量・原価発生額・利益額の関係 ほか）
第２編 利益管理会計（経営戦略の策定；企業価値の指標とＶＢＭ；経営計画の策定；予算管理 ほか）
第３編 原価管理会計（製造プロセスの管理；標準原価管理；ＡＢＣとサポート部門の原価管理；原価企画と原価改善 ほか）
著者等紹介
上埜進［ウエノススム］
１９４６年高岡市に生まれる。１９６９年に富山大学経済学部を卒業後、日本勧業銀行などを経て、アメリカに留学（１９８４－１９８９）。１９８６年ＭＢＡ取得（経営学修士、メリーランド大学経営大学院）。１９８９年Ｔｈｅ Ｈｏｎｏｒ Ｓｏｃｉｅｔｙ ｏｆ Ｐｈｉ Ｋａｐｐａ Ｐｈｉ会員。１９９１年ＤＢＡ取得（経営学博士、南イリノイ大学経営大学院）。現在、甲南大学教授。著書に『日米企業の予算管理―比較文化論的アプローチ』（森山書店、増補版１９９７年：初版１９９３年）、『Ｔｈｅ Ｉｎｆｌｕｅｎｃｅ ｏｆ Ｃｕｌｔｕｒｅ ｏｎ Ｂｕｄｇｅｔ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒａｃｔｉｃｅｓ ｉｎ ｔｈｅ Ｕ．Ｓ．Ａ．ａｎｄ Ｊａｐａｎ：Ａｎ Ｅｍｐｉｒｉｃａｌ Ｓｔｕｄｙ』（Ｕｎｉｖｅｓｉｔｙ Ｍｉｃｒｏｆｉｌｍｓ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ、１９９２年）、他に共著・分担執筆多数。訳書に『行動会計学の基礎理論：人間的要員と会計』（訳者代表、同文舘、１９９２年）、『戦略小売経営』（共訳、同文舘、１９８９年）。専門領域は管理会計論、原価計算論、研究方法論、経営財務論、経営学
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