内容説明
現代租税論の「混沌」や「昏迷」が指摘されてからかなり久しい。だが今なお、そこから脱却したとは言い難く、いなむしろ、その度合いをますます深めている。本書は、租税論の「昏迷」からの脱却と再生のために、著者なりに諸理論の批判的な再検討と論点整理を行い、租税論をもう一度正常な軌道に戻す一助となすために執筆されたものである。
目次
第1章 租税原則―その歴史性と階級性
第2章 現代資本主義と租税原則―その特徴と傾向
第3章 租税の根拠
第4章 現代租税・税制論の新傾向
第5章 租税と税制
第6章 現代の不公平税制―租税負担の階級性
第7章 公平課税・税制の基本要件
-
- 和書
- 新潟・佐渡 上撰の旅