内容説明
新しい21世紀をめざして激動している我が国の企業会計のなかで、「金融商品」について、新たに「時価主義会計」と「ヘッジ会計」が導入されることになりました。いままで、我が国の企業会計にはなかった「時価主義会計」や「ヘッジ会計」が、法令等において強制されることになりました。法人税法においても、それらが強制されることとなり、主として政令に、かなり複雑な規定が数多く設けられました。まさに、世紀の大改革といえるでしょう。新しい会計制度を進めるため、やつぎばやに、「基準」の制定や「法令」の改正が行われました。本書は、それらの「基準」や「法令」についての要点を、もれなく具体的に検討を試みております。新しい「金融商品の会計と税務」は、たんなる改正事項として、従来の企業会計の延長線上にあるものでは、決してなく、まったく新しい別の構想によるものです。それが、「時価主義会計」であり、「ヘッジ会計」です。まったく新しい企業会計に、本書をバネにして挑戦しようではありませんか。
目次
第1章 商法・法人税法等の大幅改正
第2章 金融商品のりんかく
第3章 新しい会計の基本的なルール
第4章 新しい評価の基本的なルール
第5章 有価証券の新しい会計実務
第6章 貸倒見積高の算定実務
第7章 新ヘッジ会計のりんかく
第8章 複合金融商品の会計処理
第9章 外貨建金融商品の新しい取扱い
第10章 法人税法の新しい取扱い
第11章 改正初年度の期首に行うべきこと
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