内容説明
商取引上の諸制度の解説と今日的課題の検討。各種契約に基づき展開される事業について解説し、今後の課題と展望を論述。金融取引における諸制度を解説し、今日的諸課題の方向性の検討をも展開。企業取引法の分野に焦点をおきつつ諸制度の解説を試みたうえ、近時、市場化の急激な深まりに伴って現出してきている重要な問題度について、その方向性をも示すものとなっている。
目次
第1章 商取引上の諸制度(サービス提供取引の法体系に関する一試論―委任・雇傭・請負および代理・取次・匿名組合・信託・会社について;商人間の留置権;商業使用人の代理権の範囲 ほか)
第2章 各種の契約(フランチャイズ契約―基本契約の締結前および終了後への契約規範の拡張論とその商法的運用;テナント契約;無店舗販売取引の法律問題 ほか)
第3章 金融取引(技術革新と証券支払法制の変化―アメリカ統一商事法典第四編改正後の決済と支払;集中時点決済におけるネッティング;信用組合・信用金庫の取引 ほか)