内容説明
本書は4章で構成されている。第1章から第3章は、わが国電力事業の社債資本調達行動について、1903(明治36)年から1990(平成2)年の約90年間の実態を実証的、分析的に解明している。また第4章ではいわゆる「社債法」を概観し、とくに社債発行限度規制がどのように規定されてきたかを制度的に考察し、1993(平成5)年の商法改正にともなう諸問題を究明する。
目次
第1章 電力事業の資本調達―(明治後期から昭和初期)
第2章 電力事業再編成後の資本調達
第3章 電力社債とその展開
第4章 社債制度と社債権者