内容説明
税務会計といわれている分野では、本書でとりあげられた「修繕費と資本的支出」の問題はいつの時代でも紛糾なしに法令や通達の規定だけでスムーズな処理を見付け出すことができません。本書は、税務当局側にあって、その辺の事情に通暁されている著者が、退官後の視座をかえた立場から、この修繕費の問題を在職中の豊富な経験をまとめるという形で体系化された、配慮の行届いた実務案内の決定版。
目次
第1章 資本的支出と修繕費の基本的考え方(意義;旧法人税基本通達における資本的支出と修繕費の取扱い;法人税基本通達における資本的支出と修繕費の取扱い;その他の区分方法について)
第2章 否認を受けない修繕費(建物;建物附属設備;構築物;船舶;航空機;車両及び運搬具;工具;器具及び備品;機械及び装置)