内容説明
国会は予想通り税制の抜本改革法案をめぐり与野党が激突、緊迫した状況となっている。その税制改革の中核をなす消費税とは何か。諸外国の実例、豊富な資料なども駆使し、その意義と仕組みを解き明かした。
目次
第１章 消費税とはなにか（売上税と消費税；付加価値税と消費税；取引高税と消費税）
第２章 消費税の仕組み（一般的な消費税の類型；帳簿方式と税額票；免税業者と限界控除；非課税取引と非課税売上げ）
第３章 消費税の実務（消費税の納税義務者；税率は世界最低の３％；納付税額の計算法；消費税の申告と納付）
第４章 個別消費税の廃止（物品税廃止で大幅減税；電気税とガス税も廃止；通行税と入場税の扱い；娯楽施設利用税の改定）
第５章 既存税制の抜本改革（消費譲与税の創設；特別地方消費税；たばこ消費税と印紙税；有価証券取引税と取引所税；キャピタルゲイン課税の強化）
