内容説明
竹下内閣の誕生に伴って税制改革は、新しい局面をむかえた。本書は、挫折した中曽根税制改革を批判的に検討し、活力ある福祉社会に相応しい租税体系の確立をねらいとして、一般消費税の導入を含む抜本的改革が不可避であることを明らかにした。
目次
第1部 総論(税制改革はなぜ必要か;税制改革における日本とアメリカ)
第2部 消費課税の改革(一般消費税導入論の系譜;日本型売上税の構造;EC型付加価値税;日本型売上税の評価)
第3部 所得・法人課税の見直し(サラリーマン減税政策の評価;非課税貯蓄制度の改革;法人税の改革)
第4部 社会保障と税制(年金税制の改革;所得税と福祉控除;福祉目的税)