内容説明
生活に最も密接な所得税は、減税が実施されず、近年納税者が漸増し、その歳入中に占める地位も他の国税を圧している。自ら確定申告をすることがない人でも、タックスペイヤーの教養として、また600万に達する申告者はもちろん、税の専門家を目指す税理士試験挑戦者も、本書を柱に、体系的学習を志す人が増加している。所得の種類、所得金額の計算方法、各種控除の扱い、税額算出から納税手続、不服申立てまで、法令解釈から手続に及ぶ、体系的な解説に、計算要領及び判例・通達の動向も織り込み、初めて税法を読む人にも、措置法まで含めた所得税のしくみを、わかりやすく説明。
目次
第1編 通則(納税義務;非課税所得および免税所得;所得の帰属;納税地)
第2編 居住者の納税義務(課税標準;各種所得金額の計算;収入金額および必要経費;損益通算および損失の繰越控除;所得控除;税額の計算;予定納税;確定申告と納税;青色申告;みなし法人課税の特例)
第3編 非居住者および法人の納税義務(非居住者の納税義務;法人の納税義務)
第4編 源泉徴収(源泉徴収;源泉徴収税額の納付および徴収)
第5編 雑則(支払調書の提出等の義務;附帯税)