ことのは草

ことのは草

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418965021
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ことばは、人のいのちと関わって重い。著者が「折々のうた」等で求め続けた『記紀』『万葉』から現代までの和歌や俳句、詩文の中に、美しく生きた人の、いのちあることば。その集大成。風土や文化への愛惜が「いま」鋭い。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

18
大岡信氏が新聞・雑誌に寄稿した短文を集めた人文系エッセー集。まとめて読んだのは初回だけで、たまに記憶に引っ掛かった章を再読する。今回は『彼岸花が咲く島』を読んでいて。『「中世歌謡」を見直す』80年代週刊誌での司馬遼太郎氏との対談。本題は室町辺りの民間流行歌謡(小唄)の面白さを中心に文化芸能の世界から外来・男女・身分言語のごちゃ混ぜ融合が進んだ事が語られる。で、思い出したのは小説を書く時にはまずその時代その土地の言葉を自分でしゃべれる気分になるくらい一生懸命に習うという司馬の言葉。拒絶も安易な借用も危うい。2021/11/04

sukham

2
①『折々のうた』に多少なりとも親しんだ人なら一読の価値有ランヤ?②曽宮一念さん(百一歳の長寿ヲバ以て逝去、画家)…緑内障による両眼失明後に画家を廃業、84歳〜101歳の期間で千首の短歌を詠んだ。大岡さんは曽宮さんから自筆の封書を落掌。もんじに眼は要らぬ!③4人の欧州詩人の「連歌」(1969年パリにて)…Octavio Paz 曰く「書くということは恥辱に満ちていて同時に神聖な病です。…他者と公開の席で書くことは…異質の声、流れ、伝統の合流地点を建設すること…」←バフティーンの❛ポリフォニー論❜ヲバ想起。2022/02/21

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