内容説明
アリス・リデルはどこにでもいる少女とはちがう。彼女がいなかったなら、『ふしぎの国のアリス』は書かれなかったのだから。1862年7月4日にテムズ川のボート遊びのときルイス・キャロルにお話をさせ、のちにそのお話を本に書いてくれるように何度も頼んだのが、少女アリスなのだ。ルイス・キャロルの本名は、チャールス・ドジソンといって、オックスフォード大学で数学を教えていた。本書は、ドジソンさんと少女アリスのふたりの友情物語。本書の文もイラストも事実をもとにした。また、ドジソンさんのすばらしい写真、こっけいな絵、鏡の手紙などをたくさんのせた。
目次
むかし、むかし、その昔
こうもりボブの冒険
ドジソンさんのハンカチうさぎ
一人二役
ライオン、猫、馬、そしてアリスのパパ
悲しいドードーの物語
アリスは学校に行きましたか?
こじきのアリス…ママのお気に入りの服で
アリスのすてきな服
ふつうのこどもたちの生活〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTO
4
ブクオフで安価だったし、雰囲気が良かったのでページを開く事無く購入。幼い頃『ふしぎの国のアリス』を読んで、この世で一番の親友に出逢えたかの様に感動した著者が、いてもたってもいられなくって、多くのアリスファンらと共にルイスキャロルや実在したアリスについて研究したり、架空の物語をつくったりと、とにかく心ゆくまで遊びまくった(研究し尽くした)本。 何かに夢中になれるって素敵な事だなー。2020/07/30
あいか
2
自分が読んだ中では一番詳しくて(ページ数も多いので)良かったです。ただあえて物語風味にしているので、少し知っている人が読んだ方が楽しめるかもしれません。2011/06/11