内容説明
本書は凡ゆる個人生活に於ける感想などを、最もやさしく懇切に説き、明日への明るい希望を持てるように執筆した一人一冊娯楽の宝典である。
目次
元気の素
タコ社長の憂鬱
箱根の夜のスペシャルショー
デパートお局物語
はちべー物語 その一
黄昏の四十肩
青春とは蕎麦だ！
Ｓさんのお葬式
香港的休日
東のジゾー、西のカッパ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
129
個性派女優「もたいまさこ」さんのノンビリとしたエッセイです。書かれたのが今から２６年前なので、やっぱり時代を感じずにはいられません。私がサラリーマンになった頃で、世の中はまだ携帯電話も流行って？ないですからね。それはそれとして、もたいさんのイメージがガラッと変わる一冊でした。勝手ながら、もたいさんはノンビリ＆おっとり、のほほんとしたイメージでしたが、なかなかアグレッシブな方で、タフな女優さんですね。私の大好きな小林聡美さんもちょいちょい登場してきたりします。自由気ままに生きるって、本当に素晴らしいですね。2019/10/31
ぶんこ
45
もたいさんが意外なことにスキーやシュノーケルにはまっていたとは。気のおけない仲間がいて、キャンプや旅行に行かれている様子が楽しそうで、素敵な40代に突入されてました。もたいさんと小林聡美さんしかいない事務所だからか、家族的で和気藹々としていて、タコ社長が大らかで、こんな芸能事務所もあるのだとホッとします。2016/09/18
美登利
40
個性的な女優さんであるもたいさんの、エッセイ。うーん、20年も前に書かれたのですね。どおりで内容が古いと思いました。今では、かなりの売れっ子さんですが、この頃はそうでも無かったのでしょうか。のんびりした雰囲気は文章にも表れていて、それほど面白い内容ではありませんが、彼女の周りの方々も本当に個性的。やはり類は友を呼ぶ、なんでしょうね。既に小林聡美さんと同じ事務所で、とても仲良しなのですね。それが、「かもめ食堂」などに繋がるのか。阿吽の呼吸を感じさせるわけです。2014/04/04
もなか
1
もたいまさこさんと言えば“かもめ食堂”と“めがね”しか知りません｡しかし､あのゆったりしたしゃべり方､人の良さそうなおばあちゃんの格好､そして漂う不思議な雰囲気にはかなりハマってしまいました｡そんなもたいさんのエッセイを古本屋で見つけて､即購入｡しゃべり方と同様､もっさりした感じで書いているのかなと思っていたんですが､軽快な文章でちょっと驚きました｡タコ社長や河童等楽しい方々に囲まれてもたいさんを羨ましく思いました｡2011/10/26
