内容説明
創業者、本田宗一郎の夢、“F1育ての親”川本信彦、“優勝請受人”桜井淑敏、“年間最多勝利監督”後藤治らF1を愛し、F1に賭けたホンダの男たちの燃えるような闘魂、緻密にして大胆な戦略、奥深いエピソードには、人を引きつけずにはおかないドラマがある。そのドラマを通じて、ホンダという企業を描き、その起爆力となっているチヤレンジ・スピリット“ホンダ魂”を探ろうとしたのが本書である。
目次
遠い道程(レース復帰会議;非公認の復帰プラン;川本信彦のプライベードチーム;F2再デビュー;負けながら体得した“ホンダ魂”;高くて遠くて厚いF1の壁)
創業の夢(本田宗一郎のレース原体験;本田宗一郎とバイクの出会い;倒産の危機の淵でも新技術開発;ホンダ魂の原点=TTレース宣言;「スーパーカブ」大ヒットとTTレース制覇;通産省の思惑を砕いて四輪へ進出;第1次F1時代―“走る実験室”)
闇の向こうに(F1復帰第1戦「南アGP」;鈴鹿サーキット;ダラスの暑い日)
闘将の大風呂敷(“F1処女”登板へ;3人の闘将の戦略会議;「F1は戦争だ」;桜井総監督の軌跡;「迷ったら新しいことをやる」;桜井の大風呂敷;ハイテク秘密兵器)
生涯最良の日(勝つための大胆不敵な戦略;破竹の勢い;本田宗一郎、生涯最良の日;世代対決―空冷VS水冷;熱海の密談;「おごれる者は久しからず」)
勝利に賭ける執念(ホンダ・ハッシングと供給依頼コール;四回に三回勝つ「段階的投入法」;サムライ;F1先進国へ;バトンタッチ;マクラーレン退屈シンドローム;史上最強のライバル;トヨタを脅えさせる「闘争本能」)
感想・レビュー
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- 和書
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