内容説明
鳥井信治郎は寿屋を創業して「赤玉ポートワイン」を開発したが、その高品質もさることながら、販売促進がユニークであった。現在でいうパブリック・リレーション手法で庶民に浸透した。この販売戦略はウイスキービールにも伝承され、サントリーの伝統として培れた。そして見事に華麗に開花させたのが佐治敬三である。人気企業サントリーの文化的商法の核心を衝く。
目次
1 「赤玉」で見せたハイカラ精神
2 洋酒の時代を演出した男たち
3 ビールにこだわり続けた佐治敬三
4 「文化」でパッケージした販売戦略
5 ラーメンからバイオ、国際化の道へ