出版社内容情報
今まさに開こうとする花のいのちを、
老舗の名品道具が受け止める。
・日本有数の茶道具商が問う、茶花の現在
・床の間の花と暮らしの花。入れ方のコツもわかる
・茶の湯愛好家、古美術愛好家垂涎の名品道具
江戸中期から続き、大名茶人・松平不昧公や
近代数寄者の出入り道具商となって、現在に至る谷松屋戸田商店。
本書には、愛好家垂涎の名品道具をはじめ、現代作家やプリミティブアートなど、
戸田商店が扱う道具を自在に使って花を入れた、四季折々の作品が掲載されています。
正式な床の間の花はもちろんのこと、日々の暮らしで楽しむ花も提案。
また、花の入れ方、取り合わせ、枝の処理など、自分で花を楽しむ際に役立つコラムも満載。
茶の湯を愛し、花を愛でるすべての読者必携の一冊です。
目次
一月 西王母椿―代替わりの茶会
二月 雲南木蓮―奇跡のめぐり逢い
三月 白椿―蕾が宿すいのちの息吹
四月 袋藤―炉の終わりに
五月 武蔵鐙―遠州忌の茶会
六月 紅花山芍薬―幻の花に思いを馳せて
七月 白蓮―伊豆の山居にて
八月 盛夏の緑―こころのままに入れる
九月 車葉白熊―野の花と秋月の茶会
十月 秋明菊―名残の季節
十一月 水仙―追善の茶事
十二月 仏手柑―来る年に祈りをこめて
著者等紹介
戸田博[トダヒロシ]
1949年大阪府生まれ。三年間のアメリカ留学を経て、73年東京の彌生画廊に入社し修業を重ねる。76年谷松屋戸田商店入社。現在同社取締役。現代美術やプリミティブアートにも関心を寄せ、広い視野で現代における茶の心を模索している
小林厚[コバヤシアツシ]
1964年兵庫県生まれ。大阪のシステム開発の会社に入社後、一年で退社。86年伊豆の温泉旅館玉峰館の主人・稲葉京氏の元で、約8年間修業を重ねる。大阪で独立後、98年谷松屋戸田商店に入社する。現在同社社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trap
sour