出版社内容情報
元小学校教諭の絵本作家くすのきしげのり先生が、子ども達と読んできた詩を絵本化!
今を生きる子ども達が自分のことも、他の誰かのことも、「いいな」と思えるように。
そんな温かいメッセージが込められた詩と表現豊かな絵から、一人ひとり違ってみんな良いと気づかされます。
入学、進級、卒業などを迎える時期、自分らしさって何だろうと考える子ども達に、ぜひ届けたい一冊です。
内容説明
すべてのたいせつな「じぶん」へ。4さいから。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
徳島県生まれ。小学校教諭などを経て児童文学を中心とする創作活動と講演活動を行う。『おこだでませんように』(小学館)でJBBY賞(バリアフリー図書の部門)、『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)でようちえん絵本大賞受賞。130冊を超える作品は日本及び海外で広く読まれている
こばようこ[コバヨウコ]
東京都生まれ。画家として絵本、挿し絵などの仕事をする。「ドドのこぶね」で第4回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞
中井はるの[ナカイハルノ]
東京都生まれ。娘の誕生がきっかけで児童書に携わるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
縞子
10
夏休み12冊目。7歳の息子には、全くと言っていいほど響かなかった…みんなみんな違って、それぞれの素晴らしいところがあるんだよ。今なら分かる。英語でも表記されていて、なんだか英語で言ってみるといい感じ(笑)。今は分からなくても、自分を大切に、そして周りの人にもそれぞれの自分があって、それを尊重する人になってほしいなぁ。2022/08/02
spatz
8
個性を大切に、自分らしさを大切に・・・ 子供たちに大切にしてほしい価値観。でもそれを実際にどう身につけるのか、それは大変なこと。みんな同じことを同じようにできるように、という、ある一定の尺度がないと目当てが作りにくいから。管理しにくいから。 自分らしくあることを大切にできれば、みんながそれぞれ自分、なんだ、まだ会ったことのない世界中の全ての人が、自分と同じように、じぶん、みんなを大切にできるように、を伝えたい、英訳つきの絵本。 #NetGalleyJP2022/05/01
ほんわか・かめ
7
自分がこの世にかけがえのない存在として居るのと同じように、この世の全ての人がまたかけがえのない存在であることも再認識できる。自分のことは真っ先に大切にされたいと思ってるくせに、相手を蔑ろにする人が多いよね。〈2022/世界文化社〉2024/06/15
遠い日
7
英語文も併記の、世界に向けて発信した詩の絵本。くすのきしげのりさんが20年ほど前から全国各地で子どもたちと声に出して読んできた詩だそうです。大切な自分を大切にできますように。相手の「自分」も大切にできますように。わたしは自己肯定感の低い子どもでしたので、こういう詩を読むとただただ感じ入ってしまいます。2022/03/04
遠い日
4
「いいな「じぶん」!」の詩を英語も併記で、世界の子どもたちへの発信です。たったひとりの「自分」の存在を、お互いに認め合うこと。自分をだいじだと言い切れること。「自分」と「自分」が「いいな!」という関係でいられるようにという願いがストレートに伝わります。長年くすのきしげのりさんが子どもたちと読んできた詩に込められた励ましでもあります。自己肯定感は、子どもの成長には絶対に必要なもの。自分らしさを認めてあげられる唯一の自分を大切に思えたら、それはとてもすてきなこと。#いいな「じぶん」!#NetGalleyJP2022/04/27