超傑作選 ナンシー関リターンズ

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超傑作選 ナンシー関リターンズ

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784418225019
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

没後20年、生誕60年で注目度が高まっている天才コラムニストにして世界初の消しゴム版画家ナンシー関の傑作を1冊に。今読んでも最高に面白いテレビ関連コラムや日常に関するコラムから厳選して収録。32ページのカラーグラビアでは、傑作消しゴム版画と消しゴムハンコ、単行本初収録となる物も含めたゆかりの品々を紹介する。生前のナンシー関を愛読していた人のみならず、初めて触れる若い人でも楽しめる、決して古びないコラム&消しゴム版画を多数収録。

内容説明

世界一の消しゴム版画家にして、不世出の天才コラムニスト・ナンシー関の仕事を1冊に!

目次

巻頭カラー
ナンシー関の奇跡(いとうせいこう)第1章 TV・芸能人編(1)
第2章 TV・芸能人編(2)
第3章 CM・雑誌編
第4章 世情編
第5章 ギャラリー・プリント一発!
第6章 小説・ナンシーの漢字一發!!

著者等紹介

ナンシー関[ナンシーセキ]
消しゴム版画家、コラムニスト。1962年7月7日、青森県青森市で関ガラス店の長女として生まれる。高校卒業までを青森市ですごしたのち、上京。法政大学在学中、消しゴム版画がえのきどいちろう氏の目に留まり1984年、消しゴム版画家としてデビュー。雑誌『ホットドッグ・プレス』編集者だったいとうせいこう氏に「ナンシー関」のペンネームを付けられ、同誌上で消しゴム版画と短文を組み合わせた「ナンシーの漢字一發!!」の連載を開始。1980年代後半から1990年代、亡くなる2002年まで、多くの雑誌。書籍の分野で活躍、大人気を博した。著書、共著、作品集多数。生前、没後に数々の消しゴム版画の展覧会も開催された。生涯にものした消しゴム版画は軽く5,000点を超える。2002年6月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

80
前世紀1990年代、著者のコラムを貪るように読んだ一時期がある。その頃はテレビがまだ面白い時代で、下手すりゃ家にいる間は付けていた記憶があるけど、その理由の一つとして著者の影響があったと思う。本書はそんな著者のコラム傑作集であるが、現在読んでもその輝きは褪せる事がない。というか時を経て磨きがかかってるような。ヤワラちゃんの選挙に出るのを予想するとか只事ではない。初めて読む自伝(?)も収録されているが、これがまたバカバカしくて滅法面白い。「阪神ファンと喧嘩する白木みのる」って発想どうやったら出てくるんだ?2023/03/21

キク

70
松本人志は「聞くに値するお笑い批評はナンシー関だけだ」と言った。確かに唯一無二だった。マツコが少しだけ近い気がする。「消しゴム版画」から出てきたナンシーと「同性愛雑誌編集者」から出てきたマツコは、その体型もあり、自分を含め冷酷に世界を観ている。「母の日に森光子に直筆カードを送るヒガシの立ち回りはすごい。やってるなー」「鶴瓶は笑わせるのが下手で『面白くない』と気付きにくい」「キムタクは『オレ、鼻毛あるよ』と言って見せる用に刈り込んだ鼻毛を見せてくる。でもその準備ってダサくないか?」20年経った今でも鋭いな。2022/12/26

nonpono

66
2022年にナンシー関のコラムが堪能出来るなんて、贅沢な時間だろう。超傑作選であり、風化していない。鋭い観点なんだけど、人をけなしていない。悔やまれる2002年のあまりにも早すぎる別れ。わたしは26歳か。週刊文春を買い、贔屓の伊集院静のエッセイを味わい、ナンシー関の芸能批評を読み東京の満員列車に揺られていた。空の上のナンシー関に伝えたい。貴方の予想通り、ヤワラちゃんは議員になりますよと、若い旦那といちゃいちゃしているのが特権だった三原さんが大臣ですよ、って。どんな消しゴムハンコが、文章が展開されたのかな。2025/01/09

すしな

50
049-23.本業は、消しゴム版画がなのか、コラムニストなのか?どちらもクオリティが高いですね。2002年に亡くなってもう20年経っているのですが、本に載せるコラムを選んだ人のセンスかもしれないですが、全然古さを感じさせないですね。今も活躍する人たちの1990年代の論評なのですが、意外なツッコミをされている人もいるのですが、ほとんど今も同じイメージで面白かったです。2023/04/08

ぐうぐう

45
生誕60年、没後20年の年に刊行された本書。そうか、ナンシーが生きていたら、今年で60歳だったのか。改めて、早逝だったことに衝撃を受ける。それ以上に、ナンシー関の活動期間が20年にも満たなかったことに愕然とさせられる。ナンシーのコラムを好きだった人達に必ず共通する体験として「この出来事をナンシーだったら、どのように書くか」「今売れているあの芸能人をナンシーだったら、いかに斬るか」といった妄想がある。没後、この妄想が何度発動したか、数え切れないほどだ。(つづく)2022/08/10

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