基礎から身につく「大人の教養」<br> 茶と日本人―二つの茶文化とこの国のかたち

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基礎から身につく「大人の教養」
茶と日本人―二つの茶文化とこの国のかたち

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784418223046
  • NDC分類 791
  • Cコード C2076

出版社内容情報

「茶」をとおして日本人の思考法に迫る、ユニークな日本文化論

●本書は、外国の先進文化である「茶文化」を日本人がどのように受容してきたのか、
 その歩みを跡づけることで日本文化の深層に迫るユニークな試論です。
●全編を通じて繰り返されるキーワードは「異国ぶり」と「国ぶり」。
 最初に中国から移植された「茶」はグローバリズムの象徴であり、
 まさに「異国ぶり」そのものでした。やがて日本人の
 アイデンティティを自覚する「国ぶり」=「侘び茶」が成立しますが、
 その後ふたたびグローバリズムとしての「文人茶」が登場します。
●今日に至るまで「国ぶり」と「異国ぶり」は日本人の思考法の二大潮流であり、
 そのせめぎ合いこそが日本人を形づくっているとさえ言えます。
 本書は、先進文化の受容と相克を経て独自の文化を醸成させてきた、
 この国の人々の心の物語でもあります。

内容説明

ユニークな日本文化論の誕生。「茶」という異国渡来の飲み物を受容する中で生まれた、茶道(侘び茶)と文人茶。対照的な二つの茶文化の歩みを跡付けることで見えてくる、この国のかたち。

目次

第1章 「国ぶり」と「異国ぶり」―せめぎ合う二つの魂(茶は「異文化」をまとう;いろいろな茶、それぞれの文化 ほか)
第2章 茶の一二〇〇年―喫茶文化の変遷をたどる(平安時代 それは「文会」の宴から始まった;鎌倉から室町へ 闘茶・自由狼藉の世界 ほか)
第3章 侘び茶の「茶事」と文人茶の「文会」―「聖性の希求」か「情の発露」か(露地の方向性⇔園林の無方向性;初炭と懐石⇔茶席と〓席 ほか)
第4章 「同じ」茶道と「異なる」文人茶―「型物の茶」か「自娯の茶」か(茶道の成立と「国ぶり」「異国ぶり」;「同じ」への指向と「型物」の茶文化 ほか)

著者等紹介

佃一輝[ツクダイッキ]
1952年大阪に生まれる。江戸後期以来、文人趣味の茶を伝える一茶庵宗家の当代。煎茶道とは異なる「文人茶」の伝承と再生をはかり、「文会」としての茶事を提唱。茶の湯文化学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のりたま

1
初めてお茶会に参加して文人茶の世界に触れたとき、これまで自分の愛して親しんできたものが1つに束ねられるような感覚があった。漢詩文の世界と書や文人画から、生活を彩るというより美術品の域にある食器や花そして文房具、料理や着物まで、バラバラに楽しんでいたすべてが、煎茶を通して見ると1つの世界として存在するのだった。一般の人は茶と言えば佗茶の茶道をイメージすると思うが、手本となる形を重んじる茶道と文人茶は対照的な性格を持つ。本書の第3章を読めば佗茶との対比で文人茶についての理解を深めることができると思う。2022/08/09

Tsuchi(TSUCHITANI.K)

0
途中 煎茶と抹茶2022/06/19

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