出版社内容情報
・柳宗悦「没後60年」。海外の名品を撮りおろした「民藝」決定版
・李朝の陶磁器、石工、木工、文字絵など名品が充実
・入魂の写真から伝わる“美しきもの”のテクスチャー
・スリップウェアに代表される西洋の美、台湾衣裳も
2021年は民藝運動を提唱した柳宗悦の「没後60年」。
名もなき工人たちが作った生活道具に美を見出した柳は、
それらを「用の美」と称えました。彼の眼は海外にも向けられました。
李朝の「染付や白磁の陶磁器」「水注などの石工」
「箪笥や盤、膳などの木工」「文字絵や文房図などの民画」、
中国の「陶磁器や家具・調度」、
西洋の「スリップウェアや家具」などから、
日本民藝館が名品を選び、監修し、解説したのが本書です。
内容説明
美の思想家・柳宗悦が蒐集した海外の“美しきもの”。壺や鉢、水滴、茶碗など李朝の陶磁器、火鉢や水注などの石工、箪笥や盤、膳などの木工、山水図や文字絵といった民画、中国の五彩や染付などの美、台湾の衣裳や家具、スリップウェアに代表される西洋の美。海外の逸品を撮りおろした「民藝」決定版。
目次
第1章 李朝(石工;陶磁器;木工 ほか)
第2章 中国(陶磁器;家具・調度;彫刻 ほか)
第3章 西洋(スリップウェア;陶器;ガラス ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
3
民芸、好きです。使うことを前提に、しかもデザインに手を抜かない。日常の中の美。器ものも好きですが、木工もいい。道具だから使い勝手がいいのは大前提で、自分の暮らしになじむもの。そんなものばかりに囲まれて暮らしたい。2021/12/29
kaz
2
日本民藝館は大好きなのだが、この本で紹介されたものにはさほどの興味が持てない。海外の骨董品的なもののコレクションだからだろうか。図書館の内容紹介は『柳宗悦がその生涯をかけて蒐集した珠玉の名品を紹介。李朝の陶磁器、山水画や文字絵といった民画、中国の五彩や染付、台湾の衣裳や家具、西洋のスリップウェアなど、海外の逸品を収録する』。 2022/02/10