出版社内容情報
京都の四季から生まれた“言の葉”を拾い集め一冊にしました。「言葉の風景」の世界が、文章と融けあった写真とともに広がります。「言霊の国」日本には、語感、音感のよい美しい言葉がたくさんあります。時代の流れの中で、そうした言葉は日常使われることが少なくなりましたが、近年の「大和言葉」ブームにより日本語そのものが見直されてきました。本書は彩り豊かな京都の四季から生まれた一片一片の“言の葉”を拾い集め一冊にしました。京ことばのみならず先人の繊細な心象を写した「言葉の風景」の世界が、文章と融けあった写真とともに広がります。
荒井 和生[アライ カズオ]
田口 葉子[タグチ ヨウコ]
内容説明
繊細な心象を写した「言葉の風景」の世界へ―都びとの季節感、価値観、情景などを映した語感、音感の美しい、彩り豊かな“言の葉”を再発見!
目次
第1章 京ことばといろ
第2章 京のいろ
第3章 刻のいろ
第4章 四季のいろ
第5章 襲のいろ
第6章 山紫水明―雪月花
第7章 心のいろ
第8章 佗寂―のどけし
著者等紹介
荒井和生[アライワコウ]
1959年北海道生まれ。大学卒業後、コピーライターとして企画広告制作編集業務に携わる。著書に『競馬陽炎座』(日本短波放送)、共著に『文字の風景』『言葉の風景』『心の風景』『暦の風景』『色の風景』(青菁社)などがある。2012年永逝
田口葉子[タグチヨウコ]
大阪生まれ。大学をきっかけに京都へ移住する。写真家井上隆雄氏に師事。京都新聞出版センターの専属カメラマンを経て独立。京都を中心に活動し、雑誌、新聞、書籍等で写真を発表。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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