出版社内容情報
「またね、富士丸」の著者による、その後の愛犬との暮らしを描くエッセイ。ペットロスに悩む人やこれから犬を飼おうと考えている人にとって参考になる実用情報も満載。
「またね、富士丸」の著者による、その後の愛犬との暮らしを描くエッセイ。前作で描かれた愛犬・富士丸の死から立ち直り、新たに飼い始めた大吉&福助との新しい生活。ペットロスに悩む人やこれから犬を飼おうと考えている人にとって参考になる実用情報も満載。
内容説明
『またね、富士丸。』から5年。日本一人気者だった、愛犬「富士丸」とのサヨナラを乗り越えて、穴澤家にふたたび、2匹の犬と暮らす日々が訪れた…
目次
白い仔犬
あの頃できなかったことを
また、犬と暮らして
命日が来るたびに
再びカメラに手をのばす
2代目の方が過保護になる?
犬の寝相
大吉の幸せ
2頭目を迎えて
それぞれの変化〔ほか〕
著者等紹介
穴澤賢[アナザワマサル]
1971年大阪生まれ。2005年にはじめた愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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犬のいる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
53
愛犬と死別して驚愕したのは、ペットと死別した全ての人がこんなにも辛い思いを乗り越えているのだと実感した事。この本の作者もその一人。かつての富士丸君のブログは欠かさず読んでいました。この苦しみを乗り越え、また再び犬を飼うに至った気持ちを知りたいと思いました。著者の言葉は胸に響いて、私は泣きながら笑っている変な人になり読了。全ては縁。先々、辛い思いが待っていても、それでも一緒にいたい。だから人はまたペットを飼う人のですね。その内縁があったら私もまたペットを飼うかもしれない。そんな前向きな気持ちになれました。2018/08/28
蒼
21
本の中程にある福助を見る大吉の写真が、二人と同居人(飼い主とはどうしても言えなくて)の作者の幸せを雄弁に語っていると思う。幸せに暮らすワンコ達を見るのは、ワンコと暮らすことのできない自分にはこの上もない幸せ。良かったね福ちゃん。2020/07/06
まめこ
7
富士丸くんを思ってもみない形で亡くし、ひどいひどいペットロスに陥った穴澤さんでしたが、ときを経てまた犬と暮らす生活を選べてほんとうによかった。富士丸くんのシリーズは富士丸くんを亡くしてから書かれた【またね、富士丸。】がどうしても読めないんだけれど、目が腫れるのを覚悟して読みはじめようかな。2018/08/11
arisaka
6
「またね、富士丸。」が、あまりにも辛い本だったので、その後どうしているかと思っていたのだけど、保護犬二匹を引き取り、海辺の町に暮らしているらしい。犬と人との暮らし、ゆっくり癒えていく傷、過ぎていく一緒にいる時間。しあわせのおすそ分けをもらった気になれます。2016/08/09
みのにゃー
3
図書館で本を物色中に発見。富士丸を飼っていた人だよね、と借りて読む(すみません)。また犬を飼っていることにうれしくなる。お別れは死ぬほど辛いけど、一緒に過ごした時間は何物にも代えがたい宝物である。また保護犬をお迎えすることで、行き場のない犬を救うこともできる。奥様と犬2匹、家族が増えて幸せそうな穴澤氏。2匹の楽しそうな写真を見て、私も幸せのおすそ分けをもらった。2022/08/23