出版社内容情報
古代人の目線で執筆したノンフィクション。万葉集に詠われている草花60種を詳細な解説と写真で紹介し、日本人の心の原風景を探る!
本書では万葉集に詠まれた植物の中から草本60種を紹介しました。万葉集に登場する植物を国文学と本草学の考証のみならず、生薬学や薬用植物学の知識まで導入して解説したため、類書とはひと味もふた味も異なる内容になっています。堅香子(かたかご/カタクリ)、月草(つきくさ/ツユクサ)、朝顔(あさがほ/キキョウ)などの身近な草花を、古代人はどのように見ていたのでしょうか。現代人が美しいと思う花であっても、古代人はまったく別の部位に関心を寄せていたことがわかります。古代人の目線を意識した本書は、驚きと新しい発見でいっぱいです。また、本書で紹介した植物は、白バックキリヌキと生態写真を組み合わせビジュアル的にも美しく、自然好き、古典好きの方へのプレゼントにも最適です。
内容説明
万葉集に詠まれる植物名のうち、草本六十種を紹介。
目次
あかね(茜草)
あさ(麻)
あさがほ(朝顔)
あし(葦・蘆・葭)
あやめぐさ(菖蒲草)
いちし(洋蹄)
いつも(梅花藻)
うけら(朮)
うはぎ(嫁菜)
うも(里芋)〔ほか〕
著者等紹介
木下武司[キノシタタケシ]
日本植物園協会名誉会員。帝京大学薬学部名誉教授。1976年東京大学大学院薬学研究科修了、薬学博士。東大助手、米国コロンビア大学研究員、帝京大学助教授・教授を歴任。専門は生薬学・薬用植物学、民族植物学、和漢古典の植物研究
亀田龍吉[カメダリュウキチ]
自然写真家。1953年千葉県館山市生まれ。東海大学文学部史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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