出版社内容情報
創業百年、銀座の老舗がはじめて出す献立帖。古今の著名人によるエッセイや歴史を髣髴する古写真も収録。京橋区尾張町1丁目(現・中央区銀座5丁目)に小さな料理屋「岡田」が開店したのは、1916年秋のことでした。頑固で職人肌の初代店主庄次が、髪が落ちないようにと常に豆絞りのはち巻をしていたのが名物となり、いつしか屋号も「はち巻岡田」に定着。以来100年、水上滝太郎、小泉信三、川口松太郎、川喜田半泥子、吉田健一、山口瞳など多くの文化人応援団に支えられ、店は今も銀座の地にあります。「鮟鱇鍋を食べないと冬が来ない」「鰹の中落ち食べないと夏が来ない」「土瓶蒸しを食べないと私の秋にならない」と山口瞳に言わしめたその味が、家庭でも再現できます。
岡田 幸造[オカダ コウゾウ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
谷中韋駄天にて。ジェホさんの作品を購入してくれたみたい。お魚の素朴な料理に夫婦でうっとり。なんか、あづまもんのDNAに書き込まれてるのかも、さっくり、きっぱり、飾りなし、って。2018/10/16
チョビ
0
まさに目で見る料理!ただレシピや料理より著名人と彼らが残したエッセイの引用と写真などのほうがこの本はミソなんだろうな。ずっとオーナーが慶應閥の割には今のお客については皆無。プライバシー、でしょうか? 江戸料理というものはこういうものなのか、って思いましたが普通の和食に見えるのは勉強不足のせい、ですよね? https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002418/2016/11/17
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