出版社内容情報
歌うことが大好きな生まれつき全盲の少女、上田若渚。彼女の生い立ちから念願のCDデビューまでを、笑いと感動のエピソードで綴る。
生まれつき全盲の少女、上田若渚。障害を感じさせることなく、明るく前向きに生きる彼女のパワーの源は「歌」。歌うことが大好きな彼女が、歌を通してさまざまな人たちとつながり、さらに自分の可能性をを広げていく。そんな彼女の生い立ちから念願のCDデビューまでを、笑いと感動のエピソードで綴る。母への想いを込めた歌詞、不登校の友人を救った歌詞も収録。
内容説明
私の夢は“ブドウカン”で歌うこと!生まれつき全盲の少女がつづる、歌との出会いからCDデビューまでの軌跡。点字メッセージつき。
目次
第1章 若渚のゆかいな一四年間(ママぴこのほっぺといっしょに;私が生まれる前のパパとママ;若渚と書いて「わかな」と読む子、誕生 ほか)
第2章 そのままでいるってこと(見えなくたって、生きるのは楽しい;寄宿舎暮らしはけっこう楽しい;心の友、しん君とタケちゃん ほか)
第3章 歌でハートを伝えたいから(今、この気持ちを歌に乗せて;憧れのあの人が、歌う勇気をくれる;声楽とポップスをまぜまぜする ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
20
24時間テレビで「365日の紙飛行機」という歌をいろんな場所でいろんな人に歌ってもらい、声を集めて合唱曲に仕上げるという企画に参加していた16歳の全盲の少女がいました。その少女、上田若渚さんの14年間の記録です。夢は武道館で歌うことです。多くの人に支えられ、また愛されています。彼女はいつも人に感謝しています。「ありがとう」ということばを彼女はよくつかいます。明るく元気で前向きです。人と人をつなぐというメッセージを伝える歌もあります。すばらしい人に育っていると感じました。これからも活躍してほしいと思います。2016/12/07