お茶のきもの 装いの手引き―お稽古からお茶席まで、格を知って素敵に装う

家庭画報特選きものＳａｌｏｎ編集部【編】/五藤 宗紫/戸川 宗彬【監修】

世界文化社（2014/11発売）

• サイズ B5判／ページ数 144p／高さ 25cm
• 商品コード 9784418144310
• NDC分類 791.7
• Cコード C2077

出版社内容情報

お茶席に着ていくきもののコーディネイトやTPOを裏千家と遠州流の両流派の先生が解説する汎用性の高いお茶のきものバイブルです。

お茶の手習い本は数々あれど、お茶席またはお稽古に着ていくきもののコーディネイトやTPOを解説した本はほとんどありません。これこそがきものを着る読者が欲しかったお茶のきものバイブル！

内容説明

茶会におよばれしたときに何を着ればよいかは、長らくお稽古をされている方でさえちょっと考えてしまうもの。そこで、先生方に詳しくうかがいました。茶席でもきもののお洒落を楽しんでみてください。

目次

第１章　先生方のお召しもの拝見（五藤宗紫先生（裏千家茶道）
戸川宗彬先生（遠州流茶道））
第２章　茶会別お茶のきもの（家元が主催する初釜のおよばれ；家元が主催する格の高い茶会　ほか）
第３章　疑問・質問にお答えします　茶席のきもの知恵袋（コーディネート；帯　ほか）
第４章　お茶に親しむための茶会と装いのマナーを伝授（茶会のおよばれの持ちものとマナー）

著者等紹介

五藤宗紫［ゴトウソウシ］
禮子。裏千家茶道正教授。表参道「養和会　塩月弥栄子の茶室」、青山「ＮＨＫ文化センター」などで指導。裏千家第１６代家元千宗室の従姉妹にあたる。きものやマナーの達人として、執筆・講演など多方面で活躍している

戸川宗彬［トガワソウハン］
遠州流茶道上席家元参与。１２世家元小堀宗慶は伯父。１３世家元小堀宗実のもと、国内各地で教導に励んでいる。遠州流茶道連盟常任理事、遠州流茶道東京支部理事長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ふう]

見るだけ、と割り切れば、こんな贅沢な世界を楽しめて幸せ、なのだけど、欲しくなった途端ストレスの元に（笑）。ファスナーでつけられる半襟、便利になったものですね。でも4,000円か。加工していただくと8,000円。一旦離れると、着物の世界はやっぱり敷居が高い。

2015/03/08

[僕素朴]

茶道には許状式なるものがある。正式に茶道を学ぶことを許されるセレモニー。訪問着、附下、紋付の色無地に、格の高い帯を締める。男性の着物は衿がはだけやすいので衿留めを使って固定するって。茶席で着る着物は裾が傷みやすい。裾が傷んだ訪問着は染め名古屋に仕立て直すとよい。後ろ身頃をお太鼓に、前身頃を前帯に使う。とらやの雛井籠（ひなせいろう）、重箱入りで可愛い！草履は脱いで上がったら向きを変えて座り直して置き換える。なんとなくしゃがんでパッと直していた。着物×和室のきちんとした仕草を身につけたい。

2019/02/17

[いるか]

素敵な着物や帯の写真がふんだんに載っていて、欲しくなってしまいますが、お茶席でのコーディネートには大変参考になりました。着物の合わせ方に関するQ&Aも役立ちそうです。

2019/07/15

[波 環]

さすがに、お家元ご親戚はこんなすごいの着てるんだ〜 訪問着 といえば金銀花鳥の押し出しの強いきものを貧乏人は買いがち。これ、訪問着ですけどなにか？みたいな着物。だって一張羅だから。シャネルにしか見えないシャネルスーツみたいなもんだ。が、お家元ご親戚は違う。渋い、侘び寂びな色の訪問着、だけど模様は全て刺繍、ほー。値段つかないような着物なんだなあ。意外に実践的でお茶着物の考え方がわかりやすかった。とにかく型にあっていればなんも言われないっちゅうことなので秋の茶会までにはポリ色無地、ポリ襦袢買っておこー。

2015/03/14

[fraco]

茶道を嗜む身には大変勉強になった。知れば知るほど着物の世界は奥が深いと思った…。

2017/02/11